「法人は破産・個人は民事再生」は可能か?
「法人は破産・個人は民事再生」は可能か? いわゆるオーナー企業の場合で経営が立ち行かなくなったとき、法人も代表者の方も両方が破産手続きをとる場合があります。これは、法人の債務について代表者の方が連帯保証をしているケースが多いからです。つまり、銀行や信金等か…
多摩中央法律事務所
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「法人は破産・個人は民事再生」は可能か? いわゆるオーナー企業の場合で経営が立ち行かなくなったとき、法人も代表者の方も両方が破産手続きをとる場合があります。これは、法人の債務について代表者の方が連帯保証をしているケースが多いからです。つまり、銀行や信金等か…
民事再生・・清算価値の考え方 1、清算価値保障原則とは? 民事再生においては、清算価値保障原則というものがあります。これは、民事再生法の条文174条2条が「裁判所は、次の各号のいずれかに該当する場合には、再生計画不認可の決定をする」とするところ、4号に「再…
住宅を残しつつ民事再生をしたい場合のチェック・ポイント 民事再生(小規模個人再生、給与所得者等再生)は個人が持ち家を残したまま大幅に債務を減らすことができる手続きとして重宝されています。この手続きは、住宅資金特別条項付民事再生と呼ばれています。つまり、住宅…
任意整理の流れとポイント 任意整理を簡単に説明すると 任意整理とは、弁護士が債権者(消費者金融、カード会社、債権回収会社など)と交渉して、支払いの条件を変更してもらう手続きです。つまり、和解後の利息をゼロにする、5年分割60回で支払う、などと取り決めをす…
時効援用を行なった場合のパターン 時効援用とは? 債務を長く返済していなかった場合、一定期間が過ぎると消滅時効が完成します。 ただ、期間が経過しても、債権者に対して時効の効果を主張する法律行為をして初めて時効の効果は確定します。それを時効の援用を言います。…
資産がある場合の破産と再生の違い 資産がある場合の法的整理の問題点 資産がある場合に、自己破産や民事再生をしようとすると、資産がない場合と比べて、考慮しないといけない事項が増えると思われます。そこで、資産がある場合における法的整理に関し、破産と再生を比較し…
法人破産における資産保全 なぜ資産の保全が重要な? 破産手続きは資産を債権者に公平に分配することで残りの債務を免除してもらう手続きです。もっとも、法人の場合は免責というわけではなく法人が消滅することで終了しますが、法人の消滅により債務は消滅し債権者は(保証…
残高がある段階で過払い金返還請求をする場合 残高がある段階でも過払い金返還請求はできるか? キャッシングの残高がある場合、払い過ぎの利子はまず元金に充てたとして計算します。これを引き直し計算と言います。それにより元金が減るだけで終われば、残高は分割で返済す…
1、過払い金返還請求権も債権である 消費者金融やカード会社と高い利率で取引をしていた方が過払い金の返還請求をしないまま亡くなってしまった場合、過払い金返還請求権はどうなるでしょうか? この点、過払い金返還請求権も債権なので、遺産として相続の対象となります…
1、古い取引だと多額の過払い金が発生することが珍しくないが 古い取引だと多額の過払い金が発生することが珍しくありません。これは、昔のほうが利率が高かったこと、長い期間に返しすぎた利息が多くなりがちなこと、によるでしょう。しかし、いくら計算上多額の過払い金が…