カード会社との取引でも過払い金はありますか?
カード会社でキャッシングをしていた場合には、古い時期の取引があれば、過払い金が発生している可能性があります。ショッピングだけの場合は、過払い金は発生しません。
また、キャッシングでも、2010年6月の法改正後に初めて借りた場合は、グレーゾーン金利での取引はないはずなので、過払い金は出ないと考えられます。また、大手のカード会社の場合は2007年頃に新規貸し付けの利率を下げているところが多いので、それ以前からの借り入れであれば、可能性はあると思います。(なお大手カード会社の中でもジャックスは1997年に新規貸し付けの利率を適法利率に下げているようです)
上記のように、古い時期のキャッシングであれば、カード会社でも、消費者金融同様に、過払い金が発生していることがあると言えます。当事務所でも、オリコ(オリエントコーポレーション)、ニコス(旧日本信販)、クレディセゾン、セディナ(セントラルファイナンス、OMC,クオーク。現SMBCファイナンスサービス)、ニッセン、エポス(旧丸井)などのカード会社から過払い金を回収したことが多くあります。
過払い金の有無は、弁護士に過払い金返還請求を依頼いただければ弁護士が代理人として取引履歴を取り寄せて計算するので、もしお手元に資料がなくても調べることができます。一方、依頼前にあらかじめ知りたい場合はご自身で取り寄せて取引履歴を確認するということもできます。
消費者金融でもカード会社でも、キャッシングの場合に過払い金が発生する仕組みは同じですので、カード会社でも古い時期からのキャッシング取引があれば、過払い金の請求をできる可能性があるので、まずは弁護士にご相談ください。